写真にも動画にもOK!アマチュアカメラマンがSEL2070Gを使ってみたレビュー

カメラ

2023年2月に発売されてから少し様子見をしていましたが、先日SEL2070Gを購入しましたのでアマチュアカメラマン目線ですが簡単にレビューをします。

前評判では「動画用レンズ」という声が多くありましたが、個人的に色々使ってみたところ動画はもちろんのこと写真用途でも条件付きですが全然アリだと感じました。

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SEL2070Gのスペック

SEL2070G

詳細なスペックは公式に任せるとして、基本的なスペックをまとめます。

発売日2023年2月10日
価格¥184,800
焦点距離20mm – 70mm
開放絞りF4
最短撮影距離0.3m(W) – 0.25m(T) (AF時)
0.25m (MF時)
重量489g
フィルター径72mm
SEL2070Gスペック

広角端が20mmからと少し広めの標準ズームレンズで、F4通しなので少し暗めなレンズです。

SEL2070Gを使ってみたレビュー

SEL2070Gをα7Ⅳに装着して使用してみました。

標準ズームレンズということもあって日常遣いに便利なのでα7Ⅳに常に装着した状態で家の中での撮影や外での撮影をしてきました。

標準ズームレンズとしては小型だがそれなりに大きくて重さも気になる

標準ズームレンズは大きめのものが多くその中ではSEL2070Gは小型ですが、それでもそれなりに大きくて少し重さは感じました。

α7ⅣにSEL2070G装着

両手でホールドして写真を撮る場合にはそれほど気になりませんが、片手持ちで動画を撮る場合などには男性であってもそれなりに重さを感じます。

また、ズーム収納時には長さも短いですが望遠端までズームすると他のレンズと同じくらいの長さになります。

望遠端ズーム時のSEL2070GとTAMRON 28-75mm F2.8 Di Ⅲ RXDの比較

標準ズーム+αの焦点距離が使いやすい!

標準ズームレンズというと24mm-70mmとか28mm-75mmくらいの焦点距離のレンズが一般的ですが、SEL2070Gは20mmスタートなので子供やペットが寄ってきても問題なく撮影もできるし普通の標準ズームとして中望遠域も使えるので使い勝手が良いです。

α7Ⅳ + SEL2070G / 20mm F9 1/1000s ISO100
α7Ⅳ + SEL2070G / 70mm F4 1/200s ISO100

個人的には、風景を撮るときは20mm-24mm、人物やペットを撮るときは50mm前後、寄って撮影したいときは70mmと1本のレンズでなんでも撮れるので使い勝手がいいと感じました。

Gレンズならではの解像感が美しい!

以前レビューしたSEL70300GでもそうでしたがGレンズは解像感があってとても綺麗に写真が撮れます。

α7Ⅳ + SEL2070G / 20mm F9 1/800s ISO100
α7Ⅳ + SEL2070G / 51mm F4 1/1250s ISO100

安いレンズだと周辺(四隅)の解像感がなくのっぺりした写真になりがちですが、SEL2070Gで撮影した写真は全体的にしっかりと解像しているように感じました。

F4通しは暗い

スペック上わかりきっていることですがやはりF4通しだと、室内や夜間の撮影では暗くてノイズが結構のります。

以下は日中の明るい時間に照明をつけた部屋でSEL2070GとSEL55F18Zで開放絞りで撮影比較をした結果ですが、明るい時間帯に照明をつけていても室内ではISOが1600まで上がってしまっています。

左: α7Ⅳ + SEL2070G / 55mm F4 1/60s ISO1600 右: α7Ⅳ + SEL55F18Z / 55mm F1.8 1/60s ISO400

夜間の外撮影ではISO自動にすると12800固定のようになってしまうので、ノイズがのるのを許容するか三脚を使用してスローシャッターで撮影するかになってしまいます。

手振れ補正の効きは普通?

同程度の焦点距離のレンズを使用したことがないので比較はできないのですが、動画での手振れ補正の効きは可もなく不可もなくといった印象でした。(以下の動画2:07〜)

私の歩き方が下手くそなせいかもしれませんが、基本的には手振れ補正はよく効いていますが、広角端(20mm)+アクティブ手振れ補正でもたまにカクッとなることがあるので、手持ち撮影では気をつけないと不自然なぶれ方をします。

高価だけど使い勝手の良い標準ズームレンズ

F4通しで暗いという欠点はありますが、写りが良くて使い勝手の良い標準ズームレンズという印象です。

SEL1635Gほど超広角で撮影できるわけではありませんが、正直16mmで撮影するタイミングはほとんどなく20mm+アクティブ手振れ補正で自撮りをしても手持ちで余裕を持って撮れるので、SEL2070Gがあれば超広角ズームレンズは不要なのではと思います。

まだまだ新しくてあまり中古には出回っていないので新品で購入するしかありませんが、標準ズームレンズをまだ持っていない方であれば買ってみても良いのではと思います。

個人的には買って良かったと思っていますが、「純正レンズがいい」「20mmを使いたい」という拘りがないならサードパーティ製のF2.8のレンズが半額くらいで買えるのでそちらを使ってみても良いかもしれません。

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