【ミラーレス一眼】長秒露光で夜間の撮影【SONY】

カメラ

ミラーレス一眼カメラを始めたばかりの頃、「暗いところでは綺麗に撮れない」と感じた方は少なくはないかもしれません。

私自身そうでしたが、F値を下げれば明るく撮影できることはわかっていてもAモード(またはPモード)でISOを自動設定にしているために、「手ブレしないシャッタースピード」「暗くなりすぎないISO値」が自動で設定されることによりISO値が高すぎてザラザラした感じの写真になっているかと思います。

こうした暗い環境で撮影を行う場合にはISO値が上がりすぎない(上げすぎない)方法が必要で、そのテクニックとして「長秒露光」という方法があります。

この記事ではSONY製ミラーレス一眼カメラを使用して長秒露光で夜間の撮影を行う方法について解説します。

スポンサー

長秒露光(長時間露光)

長秒露光とはその名の通りシャッタースピードを遅くすることにより長時間光を集めることによって暗い環境でもISO値を上げることなく綺麗な写真が撮影ができるテクニックです。

ミラーレス一眼カメラで明るい写真を撮るためには「F値を下げる」「シャッタースピードを遅くする」「ISO値を上げる」の3つの方法がありますが、F値には下限がありISO値は上げるほど画質が悪くなってしまうため、暗い環境で綺麗な写真を撮影するためには必然的にシャッタースピードを遅くする必要があります。

当然シャッタースピードを遅くすれば手ブレが発生しやすくなるので、長秒露光で撮影を行う際には三脚が必須です

SONY製ミラーレス一眼カメラで長秒露光

SONY製ミラーレス一眼カメラで長秒露光を行うためには以下の手順を実施します。(他社製もおそらく同じ手順かと思いますが保有していないためSONY製と限定しています)

  • マニュアルモード(Mモード)にする
  • ISO値を低めに設定する
  • シャッタースピードを遅めに設定する
  • セルフタイマーの設定をする
  • 三脚にセットして撮影

F値については特に明記していませんが「ボケさせたくない」などなければ解放(最小値)にしておくのが良いかと思います。

マニュアルモード(Mモード)にする

長秒露光を行う際には、初めにマニュアルモード(Mモード)に設定します。

シャッタースピードとF値を両方とも自分で設定する必要があるためMモードにしておきます。

F値についてはなんでも良い(自動で設定してくれていい)場合はSモードでも良いですが、意図しない明るさになる場合もあるのでMモードにして自分で設定するようにした方が良いかと思います。

ISO値を低めに設定する

ザラザラした感じの写真にならないためにISO値を低めに設定します。

基本的には最低値にしておけば良いと思いますが、意図がある場合はその限りではありません。

シャッタースピードを遅めに設定する

ISO値を低めに設定したことで夜間だと真っ暗になってしまうのでシャッタースピードを遅めに設定します。

イメージセンサやF値、光量によって推奨値は変わるので、画面を見ながらちょうど良い明るさになるまでシャッタースピードを遅くしていきます。

セルフタイマーの設定をする

長秒露光を行う際にはシャッターを押下してから撮影が完了するまでに少し時間がかかります。

シャッターを押下する動作によってカメラがブレてしまうためセルフタイマーの設定をしてシャッターを押下してから数秒後に撮影が始まるように設定します。

レリーズ(リモートシャッター)を使用する場合にはセルフタイマーの設定は不要です。(本体を操作して撮影しないため)

三脚にセットして撮影

上記までの設定が完了したらカメラを三脚にセットして撮影を行います。

冒頭と同じシチュエーションで上記の設定にして撮影を行うと以下のようにザラザラした感じは無くなりました。(ピントがうまく合っていないので若干ボケていますが)

作例

最後に私が長秒露光で撮影した作例を紹介して終わります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました