SONYのミラーレス一眼カメラを使っている人の中にはZeissレンズに憧れを持つ人もいるかもしれません。(それなりに高いので)
私もZeissレンズやGレンズには憧れがありましたが、昨年末にSEL55F18Zが中古で比較的安く手に入る機会があったため購入してから3ヶ月間いろんな場所で撮影してきました。
この記事では、初心者カメラマンの筆者がSEL55F18Zを3ヶ月間使ってみて感じたことなどをレビューします。
SEL55F18Zのスペック
詳細なスペックは公式に任せるとして、基本的なスペックをまとめます。
発売日 | 2013年12月20日 |
価格 | ¥130,900 |
焦点距離 | 55mm |
開放絞り | F1.8 |
最短撮影距離 | 0.5m |
フィルター径 | 49mm |
標準域の単焦点レンズでF1.8とかなり明るいレンズです。
10年前に発売されたレンズですが現在でも中古で10万円前後で取引されているようです。
SEL55F18Zを3ヶ月使ってみてのレビュー
SEL55F18Zをα7Cに装着して3ヶ月間使用してみました。
それまではTAMRONの28-75mm F/2.8 Di III RXDをメインレンズとして使用していたので、初めての単焦点レンズになかなか慣れませんでしたが、3ヶ月間使ってみて今ではメインレンズになるくらい気に入りました。
とにかく背景がよくボケる!
開放絞りがF1.8なので背景がめちゃくちゃボケてくれます。
ミラーレス一眼カメラを始める動機って「とにかく背景をボカしたい」という方も多いと思いますが、このレンズを使えばめちゃくちゃボケが作れるので撮っていて楽しいです。
もちろん背景だけでなく前ボケも綺麗に撮れます。
夜間にも明るく撮れる!
開放絞りがF1.8なので夜間でもシャッタースピードを落とさなくてもそれなりに明るく撮ることができます。
流石に街灯の全くないところではISO12800まで上げてもザラザラになってしまうこともありますが、少しでも明かりが取れるところであれば結構綺麗に撮れます。(フルサイズの力もあるかもしれませんが)
自分以外を撮るのには最適なサイズ、自撮りには向かない
始めは55mmっていうと少し狭いかなと思っていましたが、意外と普段使いするには丁度いい画角で家の中や散歩中にちょっとした写真を撮るのにはむしろ最適だと感じました。
元々ズームレンズを使用していたので「ズームさせたくなるんじゃないかな」とも考えていましたが、案外そんなこともなくなんなら自分の位置とズームを考えるのが面倒だから単焦点でも全然問題なかったです。
ただし、画角が狭いのに加えて(よっぽど腕が長い人じゃないと)最短撮影距離に満たないので自撮りはほぼ不可能だと思います。
私は自撮りをしないので全く問題はないですが、自撮りをするならカメラを置いてリモートシャッターでもできるので特に問題はないです。
テーブルフォトは結構キツい
最短撮影距離が0.5mなのでテーブルフォトは座ったまま撮影しようと思うと結構キツいです。
上から撮る場合には立って撮影したり、引いて撮る場合には椅子を少し後ろに下げて撮影するなど多少撮影位置の調整をする必要があります。
家やゆとりのあるお店ではそこまで問題にはなりませんが、ラーメン屋などカウンターしかない店だとちょっとキツそうです。(そんなところで撮るなって話かもしれませんが)
初めての単焦点レンズとしてはオススメ!
10年前のレンズではありますが初めての単焦点レンズとしてはめちゃくちゃオススメできるレンズだと思います。
似たようなスペックでSEL50F18Fという安価な撒き餌レンズがあるようですが、こちらはAmazonなどのレビューを見るとなかなか酷評されているようなので、安物買いの銭失いをするくらいなら多少高くてもSEL55F18Zを買った方が良いと思います。
何よりZeissレンズを所有してるという所有欲が満たされるのがいいですね、あとはGレンズとGMレンズを・・・。
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